4月21日、月、曇
6時30分起きる。昨夜は早く寝たが、夜中に何回も目が覚めてしまった。妻のいる4階まで昇るのに息がきれる。8時30分集中治療室の前まで行くが中の様子はわからない。ナースセンターのホワイトボードの妻の名前の横にCTと書いてあった。
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昼過ぎ家へ戻る。シャワーを浴び、着替え。家に入ると何となく気持ちがだめになる。妻のスリッパ、洗面台に置いてあるヘアピン、台所、病院での姿とオーバーラップしてしまう。
初江伯母さんから頂いたトマトを食卓に座って食べる。妻も本当のトマトの味がするものが好きだった。俺ばかり食べてゴメンと言いながら口へ運ぶが無性に悲しくなる。 家に入るのはやはり妻の姿を思い出しつらい。早目に家を出る。絶対歩いてこの家に連れて帰ると誓う。
宮野さん、2時頃来てくれる、会社は休みとのことだが恐らく休んで来てくれたと思う。妻のことは勿論、私のことも心配だと言ってくれる、有難い。親戚の皆さんもしきりに私の健康が心配だと言ってくれる今のところまだ体力には自分でも余裕が有ると思う。3時すぎ学園がみえる。学園の仕事の方は全く皆の好意にすがるしかない。労力が一杯の中で一人減ってしまい申し訳ない。仕事、生徒も心配だが今の場合甘んじて許してもらおうと思う。
3時の面会、反応は昨日と余り変わらないが、何となく言うことに対しうなづくような気かする、途中しきりに口を動かす。苦しいのか、何か言たいのか、唾液を自力で飲み込んだ。人工血漿が吊してあった、6時過ぎ田辺御実妻来てくれる。
6時半の面会には宏政君と義父に行ってもらう。宏政君が声をかけたら聞きとれないくらいの小さなこえで、ヒロマサと言ったのではないかとのこと、朗報として聞いた。
宮野さん、田辺さん、8時過ぎまで居てくれる。妻のこと、私のこと心配かけて申し訳ない。同室の篠原さん、今日は目をあけて頷いたとのこと。手術後5日目の出来事。同室の方の快方は励みになる。妻も5日目にはもっと良くなるだろうという目標になる。とにかく、久子ガンバレ、カンバレ!。
信幸、智幸明日は遠足、楽しく行ってきて欲しい。智幸がなんとなく悲しそうだ、夜も眠れないのか病院で寝てしまった。子供達もなんとかがんばって欲しい、宏政者、子供を送ってくれた後、再度病院まで来る、銀行口座の注所変更の件で頼んであったのだが.印鑑照合の結果がダメとのこと、私の探した印鑑全てが合わない。知っているのは妻だけ。とにかく銀行へ電話し、残高不足の場合は連絡してくれるよう頼んだ。農協の口座引き落としは初江叔母にお願いする。妻の雑用も多かったことをこんなときに理解するなんて・・・。